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6:るる:2024/07/24(水) 22:58

👿第二章👿
私はとにかく内気な性格で、いつも何かに怯えていた。

小学校の入学式の日。

新しい環境に戸惑いを隠せなくて、泣きそうになりながらも渋々教室に入った。

さとう まりと書かれた机を見つけて、椅子に座ったは良いものの、小さな手に震えが止まらなかった。

自分は何かの病気なんじゃないかと、何度も思った事がある。

私は人との接し方が分からなくて、自分から話しかけて友達を作る事が出来ない性格だった為、どの環境でも1人になる事が多かった。

運良く周りから話しかけられても、どう笑って良いかわからず、上手く話せない私。

そんな私の態度がたちまち沈黙を作ってしまう。

そんな私に比べて陸は活発的で、友達があっという間に出来るような子だった。

中学の時も、男女共に友達が多くて

いつも充実した学校生活を送っている様だった。

高校生になった今もそれは変わらない。

陸とはずっと同じクラスだったわけではない。

でも家が近くて、お互いの事をよく知っている為、どんなに環境が変わっても、陸だけは態度を変えず接してくれていた。


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