「中学生女子恋愛事情」を綴ってみた。
君は私のことを好きかな。
いや、たぶん。
たぶん君は私を好きだ。
もちろん私も君も好きで。
無意識に絡み合う瞳。
近づいてしまう心。
触ってしまう手。
全てが全ていいはずなのに。
なのに怖いのはなぜだろう。
君は遠くにいるあの子が好きだと聞いた。
「アイツ帰ってくるってよ」
会ったこともない子にぶつける感情。
嫉妬。
いいだろう。
君は私ではなくその子へと視線を向けてしまうのだろうか。
今まで絡めてきた甘い視線を。
やめてはくれないか。
怖い。
足がすくむ。
ねぇ君。
遠くへ行かないで。
ねぇ君。
隣にいて。
ねぇ君。
好きです、君。