朔の詞はここにあるよ。

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3:朔:2014/04/26(土) 16:35

『clear』

1
A)
私だけの世界の中
浮かぶ柔らかい光に
手を伸ばしてみるけど
触れることすらできない
揺れる音はどこから来て
何を残すのか教えて
目を閉じたら感じるよ
確かな夢の呼吸を

B)
今日のことも昨日のことも全部忘れて
明日を迎えられたらいいのにな
冷えた風に押し潰されて涙流して
見上げた夜空の星に願うこと…

S)
透明な想いじゃ見えないから
少しの色を加えたくて
背伸びをしてみるけれど
うまくいかなくて
真っ黒にしてしまう
淡い色だったら届くのかな
涙を混ぜた私だけの
儚い気持ちのブーケ
震える胸の息
消えていく君の歌

2
A)
幼い頃きいた声
今はきこえなくなって
ふと泣きたくなるから
またひとり遠くを見る
海の色 空の色
青く澄んでいるけれど
何故私の色だけ
綺麗に色づかないの

B)
君のことも私のことも全部癒える
そんなに素敵なことがあればいい
荒れる波に流れ流されもう嫌だけど
私はどうして何もできないの…

S)
透明なままじゃダメなのかな
少しの無理が裏目に出る
誰かの愛が欲しくて
大声で叫ぶ
きこえやしないのにね
透き通った色に触れてみる
少しの痛みが襲っては
優しく心撫でるの
どうしよう私…
泣いちゃう 嫌 嫌だよ

C)
泣き虫な私のそばに
君はもういない
あの光のどれかに君の心が
宿っているのなら…
迷わず歩けるのに
怖いよ
透明な世界にひとりきり…Ah

S)
透明な想いじゃ見えないから
少しの色を加えたくて
背伸びをしてみるけれど
うまくいかなくて
真っ黒にしてしまう
淡い色だったら届くのかな
涙を混ぜた私だけの
儚い気持ちのブーケ
震える胸の息
消えていく…………


<あとがき>
何か心が落ち着く
優しい詞を書きたかったんです。
透明…clearな程悩む色はないです。
見えない。
だけど存在する色。
不思議ですね。
何にでもなれる可能性のある色。
良くも悪くもなりますね。

作曲してくださっても
構いません。
声をかけてください。
その際の詞の多少の変更は
許可致します。


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