分かってるけど、もう痛いほど分かってるけど、
君の隣はあの子なんだ。
君のパートナーはあの子なんだ。
どんどん二人で先を行く、
そう、息ピッタリで。二人三脚で。
私は丸で足に重りがついてるようで。
ずっと鎖で繋がれたまま。動けない。歩けない。
夕焼けの中に消えてゆく二人を。ずっと見詰めてるだけ。
「私も連れて行ってよ。」脳内で何回も叫んだ。
でも届くはずなくて。 怖い。寂しい。
二人が見えなくなったら、きっと辺りが暗くなる。
暗闇に一人で止まってる。
『二人の間に私を入れて…』
虚しく消えてった呟きに誰も気付きやしない。
我ながら重いな。うん。