そして、吉夜は外に出て歩いて学校に登校中……
吉夜は制服姿。黒いブレザー白いシャツ、青いネクタイ。黒いズボン。
吉夜自身は赤い髪。黒いカチューシャ、横髪が胸まで長く、後ろはねじれてる。前髪は普通。イケメン。
そして、登校中に自分と同じ登校中の男子がきた。
「吉夜くーーん!」
彼は吉夜の友人の天使郎(てんしろう)。彼はキチガイな吉夜君と正反対でまともで善人。そして苦労人で心配性。
でも、なんだかんだ言って友達なので優しい彼はキチガイな吉夜のことを嫌わず、好きでいてくれる良い子。
彼も同じ制服姿で髪は青髪で普通ヘアー。そしてアホ毛。イケメン。
天使郎「吉夜君!おはよ!」
天使郎は明るく無表情の吉夜に笑顔で言った。
吉夜「あ!天使君!おはよぉ!」
吉夜はあの無表情の顔から一気に明かりがついたように笑顔になった。
天使郎「どうしたの?吉夜君?お腹痛いの?」
吉夜はお腹をさすってた。
吉夜「んーん。違う。お腹が苦しいの……今朝一杯食べちゃったから……人肉……」
天使郎「ひ、人肉!?き、吉夜君!?何でまたそんなことしたの!?」
吉夜「んーだってうるさかったんだもん……実はね……俺が借金してるの知ってるでしょ?」
天使郎「うん。知ってるけど……そ、それがどうかしたの?」
吉夜「それがね……その借金取りのヤクザが家に来たんだ……それで返せ返せうるさかったし、全然帰ってくれなかったし、こっちはあと少しで返すって言ってんのに全然聞かなくて困ってたんだ。
それで俺ちょうど朝食べるパンきらしてたし、凄くお腹減ってたからその人包丁で殺して食べちゃったんだ。」
天使郎「え……いくたお腹減ってるからって……うるさかったからって……だからって食べなくても……」
吉夜「えーでも、あそこでやんなかったら絶対しつこくて帰ってくれないとおもうし、近所迷惑だし、怒鳴ってて怖かったし、結果的には殺して正解じゃん」
天使郎「正解じゃないよぉー……ダメだよ……理由はなんであれ人を殺しちゃあ……」
吉夜「えーー?何で?何で?天使君何で?」
天使郎「何でって……そりゃあ当たり前だよ〜吉夜君〜……」
吉夜「え〜〜?」
常識はずれで全く理解をしていない吉夜とその呆れてやれやれとして苦労している天使郎……
彼らはそのまま学校へといった……