よん 。
「 ただいま 」。
ぽつりと呟いて靴を脱ぎ捨ててかばんを自分の部屋の隅に放り投げてべっとにダイブ。
彩芽とはいつも通りの俺が楽しくない会話をしながらいつも通りの道を通って帰った
片思いがこんなに辛いなんて俺は知らなかったし、知りたくなかった。
枕に顔をうずめて出そうになる涙を押しつぶす。
彩芽があいつを、 大河を好きになってなかったら、俺を好きになってたかな
頭の中でそんなことを思う。
大河が悪いヤツだったら俺は今すぐでも走って彩芽を抱きしめに行くのに、
「 好きだ 」って伝えて彼氏から彩芽を奪い去っていくのに。
それでも彩芽はあいつが大好きでいくら喧嘩しても「 もうちょっと信じてみるね 」でなんでも終わらせてるのは事実だ。
俺だって彩芽が好きなのに
何年も前からずっと好きなのに
諦めようと思っても出来ないほど好きだったのに。
ココロのどこかで俺も思ってるんだよな
ほかの好きな子作らなきゃって、
彩芽からも卒業しなきゃって。
「 ああああ、! 」 。
むしゃくしゃして頭を抱えて叫ぶ
なんでこんなに俺はおまえのことが好きなんだよ…、
俺はまだ着替えてもない制服のまんまで急いで外に飛び出す。
待ってろよ、俺はお前に伝えることがあるからさ。
___END 。
最後ぽえむみたいになっちゃった
こんなふうに書いてきますです。