「みんな、今日は来てくれてありがとう!」
ステージ上の彼女は、いつだって輝いていた。まるで星空のように輝くペンライトたちに照らされて、楽しげに歌う彼女が好きだった。所属していたグループが解散した後も、ソロ活動に励む彼女は僕の生きがいだった。
僕も、彼女を見守る星のひとつだったのだ。むしろ、彼女こそが光だった。
しかし、光は突然、あまりに容易に、失われてしまった。
彼女が引退を発表したという旨の記事を見たとき、僕は、意識を失い、三途の川を見た。川の先では、既に幾人かの彼女のファンが、絶望的な表情で立ち尽くしていた。これらは全て幻覚ではあるが、妙にリアリティがあったのを覚えている。
それからは、誰に会うことも、外出をすることもなく、家に篭ってただただ泣き続けた。
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なんとなく書いたやつ、続かない