連続短編小説 「月」 第一部
第一章「招かれざる客#2」
妙に早く起きた朝、眠い...
トーストに冷蔵庫の奥から出てきた、
イチゴジャムを塗って食べた、
味は良く解らなかったが、
食欲はあまりなかった。
時間に空きがあるのを確認して、
私はクルマのキーを手に取り外へ出た、
気分的な部分もあるが、通勤ラッシュのこの時間帯に
電車に乗りたくなかった。と言うのが理由だ、
しばらく走ると、目的地のビルが見えてきた。
エレベーターで会場へ向かう途中ドアが開いた、
外から、正装のパッと見イケメンの男が乗ってきた。
会場へ向かうのだが、どうにもさっきの男がついてくる、
「あの、すいませんどこへお向かいですか?」
「この先なのですが、フェク(P)祭会場ですよね?」
「ええ、そうですが」
まさか、この人が新しいメンバーなのか...?
会場手前の分厚いドアの取っ手に手を伸ばすと、
その手を引いた、
「おっ、いらっしゃい」
「もしかしてその人が新メンバー?」
「はい、どうもよろしくお願いします。」
やっぱりだ...
「あ、あと上野、フェク(P)さん遅くなるらしいから、」
「そ、そうなんですか?」
おかしい、主催者が居ないなんてどう考えてもおかしい、
ここに居る人達は解ってるのだろうか?
ワインを交わしながら男に訪ねる、
「すいません、お名前は?」
「...」
「それに関しては言いたくありません、」
一瞬黙った後にそう小さく言った。
この時私は、違和感と共に何故か危機を感じた、
しかし、残念なことにその後、
この危機感は的中する事となるのだ。
第一部 第一章 「招かれざる客#2」
なんか、気付いたらこんなんなってた。
次は明日位に更新すると思います。
今回はかなり失敗した、
なんなら前の方がまだましな程に。
誤字あり、
「通勤ラッシュ」