気が付いたら、そこには無限に広がる地面があった
手を握って 開いて 握って そのままに
私は走った いつのまにか走っていた
足が軽い 心は何故だか重い
無限にも限りはあるんじゃないか、なんて屁理屈を考えていたけれど
そこに広がる大地には 本当に限りは無かったの
地を蹴って進むのが、こんなに楽しいなんて
夢にも思わなかったわ そう、これは夢なのね
見上げてもみえない太陽に、私は言ってやった
「今ならあなたにも手が届きそうだわ」
本当は届かないなんて分かってる けれど夢見たっていいじゃない
太陽に届きたい 太陽になりたい
太陽になって人を見下したい それができるのは夢の中だけ
だからお願い わたしを太陽にして。
夢のお話です。