【フューチャーシグナル】
砕け散った夢の欠片は
残酷な光を反射させながらも
何かを訴えている 血眼で見透せ
僕は駄目な人間だと
いつから思うようになってしまったのか
若しくは 僕は何も出来ない失敗作なのか
解らないなりに
今を生きてしまっているから タチが悪い
道が途絶える度に 道は狭まりはしない
妥協なんかじゃなく
増えていく大切なものもあるということ
苦痛が忘却と手を繋ぐのなら
過去に意味は無いだろう
未来という不確かな言葉は使いたくない
その代わり 今という確かな現実から背くな
腕に残る幼気な傷跡も やがては虹を帯びる
文學を好めば数字とさよなら
選ぶということは捨てるということ
誰もがそういった綺麗事を使うもんだから
共感はしているけど
抗いたくなるんだよ これもタチが悪いよな
選んでいくほどに君は大人になる
それは虚しいことじゃない
誇れるくらいの眩い光を映して 君の横顔に
無様で笑われるというなら
それは別に構わない 悩んでもいない
無様で笑う奴の気は不確かだ
愚直に立ち向かう君の気は確かだ
あまり自分を責めてやるなよ 辛くなるだけだ
君は今を大事にしているか
ありふれたように聞こえるかもしれない
在り来たりなフレーズかもしれない
それでもそれほど 大事だから綴っている
"君は今と向き合っているのか"
後悔が別離を告げたのなら
振り返るべき過去なんてもう無いよ
未来という不確かな言葉も無意味でしかない
今という確かな現実が君の眼前に訪れた
腕に残る幼気な傷跡が 君の心を救う日は来る
サヨナラを告げるべきはいつなのか
それさえ解ったなら もう前へ進めるだろう