『不良品』の私は、小さな街を歩いて行く
存在価値なんて求めたってどうせ見つかりゃしないのに
何処にも無い何かを求めて一歩一歩と足を動かす
誰かの夢になりたくて
誰かの希望になりたくて
でもそんな願いも砕け散って
虚無感だけが心を支配する
私に何が出来ただろうか
今更考えたってもう遅い
鳴り響く警報音
小さく醜く笑った私は電車の前へ身を投げた
*弾け飛ぶ身体、憎かった自分が紅い雨の中崩れていく
暗いセカイにさよならを
大きな空は真っ赤に染まって
流れる走馬灯 君との約束
星になった君は私を許してくれるかな
最後の瞬間視界の端で
昔の君が笑ってたんだ。