そこには、腕から血を流すおじさんが立っていた。
「おじさん、ミスったんだ」
「余計なのが一人増えてな、消すのに手間取った」
おじさんは、大したことは無いというように手を振ってから、ソファに座った。どっこいしょ、と年相応の掛け声付きで。
バカじゃないの、とぼやくとおじさんは確かにな、と笑った。押し入れを漁ると救急箱が出てきたので、それをおじさんの元へ持っていく。
「幻滅したか」
一瞬、首を振ろうとも思ったが、おじさんが否定の言葉を求めているわけではないだろうと無言で通すことにした。
使用したこともないような包帯を取り出すと、消毒もしないままに傷口へ持っていく。その傷はあまりにも深くて、馬鹿みたいに目を見開く羽目になった。
「したかも」
先程の問に対する答えは、今さらになって出てきた。
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>>136の
なにかの続きみたいな
なんか文体が幼い 書き直したい なんか違うしおじさんっていうと無駄に年取ったみたいだ 29なのにな