すみれは雷羅の手元にあるパソコンから放たれる電波のようなものを避ける。
雷羅「ははは!ひれ伏せ〜!」
すみれ「子供が何を言うんですか…」
雷羅「いっけー!レーザーショット〜!」
その瞬間、光のようなものが降り注いだ。
すみれ「危ないですね。火遊びは…」
すみれ「厳禁です!!」
すみれは雷羅の隙をつき、魔法を込めたモーニングスターをパソコンに一撃。
すると、光のようなものは消え、雷羅は震えてた。
雷羅「そんな…パソコンが…あわわわ」
すみれ「全く…何してるんですか。私は彩ちゃんを探してるんです。知りませんか?」
雷羅「さあ?知らないね。そだ!一緒に探してあげる」
すみれ「はい?」
雷羅「仲間は多い方がいいでしょ。」
雷羅が加わった!!
>>457のつづきー
すみれ「 ところで雷羅さん、私、実はある人を探しているんです。何か情報を持っていませんか? 」
雷羅「 流石にそれだけじゃ判んないよ、もっと詳しく教えて、それなら調べられるかもだから。 」
すみれ「 あー、やっぱそうですよね、わかりました。 」
すみれ「 ( そういえば、子供なのに妙に大人びてますね、ここら一帯に住んでる子でしょうか? ) 」
雷羅「 私はお父さんとお母さんに勘当されたから、ここら辺りで木の実とか取って生活してたの。…あんな奴らのとこに居るよりは、貴女と一緒にいた方がせいせいするわ。 」
すみれ「 …どうして私の考えてることが判ったんですか? 」
雷羅「 エスパーだから。…ってのは冗談で、私ってこのパソコンに相手の考えていることを投影させたりもできるんだ。便利でしょ? 」
すみれ「 便利っていうか…そんな機械を操れるって、もしかして貴女機械術師ですか? 」
雷羅「 へぇ、よく知ってるね。そう、私は国家機械術師の雷羅。機構学の本とかも出版したりしてるよ。 」
すみれ「 アレって相当資格取るの大変じゃありませんでした?!しかも15以上じゃないと試験受けれないし! 」
雷羅「 家でやらされてた雑用に比べれば楽よ、年齢は詐称した。 」
すみれ「 …た、大変だったんですねぇ。 」
雷羅「 まぁまぁってとこだね。さぁて、私の身の上話は終わり。乗りかかった船だし付き合ってあげるよ。その代わり食事代とかお願い、あと久しぶりに銭湯行きたい 」
すみれ「 元々そのつもりでしたよ…、というか何なら一緒に住んだっていいんですよ?あやちゃんだって了承してくれるでしょうし… 」
雷羅「 ……え、いいの?私遠慮しないよ?というかそもそも、いきなり自分を襲ってきた相手を手助けしようとか思うの? 」
すみれ「 一応ですが、副業で自警団とかもやってますからね。困った人は見過ごせませんよ。 」
雷羅「 …変な人。ま、それなら遠慮なく同伴させてもらうよ。……で、そのあやちゃんってのはどんな奴? 」
すみれ「 あー、あやちゃんはですね、金髪のツインテールで頭に桃色のシュシュを付けた、紫目のバトルマスターで… 」
雷羅「 それなら知ってる。というかさっきここ通ったと思う… 」
すみれ「 ひょえええええ?! 」
雷羅「 入れ違いなんて貴女不運だね。お祓いいっとく? 」
すみれ「 行きませんからぁ! 」
雷羅「 へぇ残念、行き先は知ってるから、早速探しに行こうか。 」
すみれ「 ……アリガトウゴザイマス。 」