でも、私は今、暴れているってことでしょ?町を破壊してるって……皆を危険にさらしてるんだ。私の、勝手な心情のせいで。
そんなの、許されることじゃない。
「私は、誰も憎まないし、人を傷付けたくない!」
「何を言ってるのかしら?人を信じてたって、いつか裏切られるのよ?そんな奴らを消したいと思わないの?自分を痛めつけて楽しんでる奴らが楽しんでるのよ?価値もない!」
「確かにそんな人たちはいけないと思う。でも、価値のない人なんて居ない!
私が世界を平和にして見せるんだから
ーーーーーーー!」
その時、目の前に光が戻った。
「何っ!」
「あの光は…!」
「あなた何!?」
いきなり私の元に、小さな何かが飛んできた。
「あなたは、伝説の戦士プリキュアチェリ!」
「私が、伝説の戦士…プリキュア?」
何それ!
「良いから、このプリズムスタージュエルにシャイニングストーンをセットして、『プリキュアプリズムステップ』と叫ぶチェリ!」
渡されたのは、白く輝く綺麗な石。真ん中に窪みがある。
「ねえ、なんとかストーンはどこ!?」
「あなたの人を助けたいパワーでいっぱいになれば生まれるちぇり!まだ足りないんだチェリ!さあ、願うチェリ!」
「え?え???」
「何をしている!早くこの世界を破壊してしまえ!」
また目の前に暗闇が訪れる。