>>865の続き 『からくりピエロ』 僕はその光景を見ていられなくて 待ち合わせ場所から 走り出す。 その場から逃げ出すように。 ピエロはピエロらしく 偽物の仮面をかぶって 逃げれば良い。 頭の中でぐるぐる回る。 だんだんと回り疲れて。 ずっと回り忘れてしまいたいのに どうしても息が、息が切れてしまう。 嗚呼、そうか。 これが僕の哀しい末路なんだ。 君には辿り着けない末路。