フェアリーテイル小説、ルーシィと六魔将軍

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3:ヒトミ opop:2016/01/16(土) 15:57 ID:sGM

ルーシィは走りながら、家に帰った。



ルーシィ「ウワァァァァァァァァァァァァァァ!」



悲しくて、悔しくて、ルーシィの頭には不安と恐怖、絶望しかなかった。



?『もう、限界なんじゃないの?』



そのとき、声が聞こえた。



ルーシィ「貴方は誰?」



?『鏡の前にたってみなさい。そしたら分かるわ。』



ルーシィはお風呂場近くにかけてある、鏡の前にたった。鏡を見たルーシィは、驚いた。鏡にうつっているのは確かにルーシィだ。

だがそのうつっているルーシィの顔は、涙がながれてなくてかわりに化け物と呼ぶくらいに、笑っていたのだ。



ルーシィ「これが私?」



?『そう。貴方はフェアリーテイルを恨んでいる。ならばいっそのこと、潰してしまえばいい。』



ルーシィ「フェアリーテイルを潰す?」


?『そうすれば貴方は、楽になれる。そのために貴方の体、私に頂戴?』



ルーシィ「貴方に私の体をあげたら、私はどうなるの?」



?『私と意識を共有する事が出来るわ!戦うときも私に任せてくれたら、貴方のために私が全部殺してあげる!』



ルーシィ(あいつらに復讐できるなら、あいつらを殺せるのなら悪魔にだって、魂を売るわ!)



ルーシィは考えたあと、言った。



ルーシィ「分かったわ、貴方にこの体あげる!」



?『ふふ、ならありがたく貴方の体を貰うわね!』



そう言うとルーシィは、闇に体が支配されたかのように苦しんだ。



ルーシィ「ガァァァァァァ・・・・ガァァ・・・・・ガァ。」



暫くたち、ルーシィは起き上がった。



ルーシィ「・・・・・。」



ルーシィは体に異変がないか調べたが、なにもなかった。一つだけ違うところは、魔力があがったことだった。



ルーシィ「貴方は私の体の中にいるの?」



?『えぇ、これで貴方は私と意識を共有する事が出来たのよ!』



ルーシィ「ねぇ、貴方と入れ替わるときってどうしたらいいのよ?」



?『歌を歌ってくれたらいいわ。』



ルーシィ「歌?」



?『今から私が教えるから、その通りに歌ってね。』



ルーシィは頭の中に浮かんだ、歌を歌った。入れ替わりが終わると、そこにいたのは、ルーシィではなく、髪の毛をポニーテールにし、上と下はワンピースで黒色だった。腰のところには大きな白色のリボンがついており、武器は弓だった。



?「あら、覚えるのが早いのね。」



ルーシィ『これで貴方といつでも入れ替われるわけね。でも戻るときはどうするの?』



?「戻るときは貴方がもう一度、歌えばいいのよ。」



ルーシィは言われた通りにした。



ルーシィ「本当だ。」



?『さてこれから復讐の時間よ。まずは仲間を集めなきゃね!』



ルーシィ「仲間。」



ルーシィはその言葉に不安を覚えていた。



?『不安かもしれないけど、私の力で操るから大丈夫。貴方に逆らえない人間にするから。』



ルーシィは小さく、『そうして。』と呟いた。


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