第一印象…変なヤツ
第二印象…目が綺麗
第三印象…笑顔が眩しい
俺はあいつのどこに惹かれたのだろう。正直、分からない。
「涼川さーーーん!!!」
「…星宮か。」
いつも通り、ほうきを手にして地面をはいていると赤のリボンカチューシャを揺らしながら俺の想い人、星宮いちごがやって来た。
「涼川さん、聞いてくださいよー。」
走って来て背中に抱きつかれ、背中に頭を押し付けられる。
「…星宮、お前一応トップアイドルなんだからそういうのやめろって」
「つめた〜い。直くんつめた〜い」
「はいはい、そうですか。お姫様」
ほうきを置いて、星宮の頬をつねる。
「いひゃい、いひゃい!しゅじゅかわしゃん、いひゃいれすー。…ごめんなしゃい」
「よろしい」
誤ったので、頬を放してやる。
うわ、めっちゃ頬赤い。
「涼川さん、来週の日曜日って空いてますか?」
「ああ。」
「やった!遊園地行きましょう!」
「別にいいけど…」
コレってデートなのか?期待していいのか?