ザハ「無理ってどういう事ですか?」
オビ「だってお嬢さんは…」
白雪「わ、オビ!待った!!」
白雪は、オビを連れてザハに声が聞こえない部屋の隅に連れていった。
オビ『お嬢さん!?言わなくていいの!?』(小声)
白雪『い、言いたいけど、返事はゼンの見合いが終わってからでって言われて……』
オビ『……』
ザハ「…何してるんですか?」
白雪「!!何でもないです!」
リュウ「白雪さん、いる?」
白雪「は、はい!」
白雪はリュウに呼ばれて、その場を後にした。
ザハ「……俺も失礼します。」
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ミツヒデ「!?白雪を同席させる…!?」
木々「ミツヒデが言った事、本当にする気?」
ゼン「…………」
ミツヒデ「図星か。」
木々「図星だね。」
いつもの二人のいじりが入った時、ゼンの部屋にザクラが入ってきた。
ザクラ「ゼン殿下。お客です。」
ゼン「?客だと?聞いてないぞ?」
ザクラ「入れてもよろしいでしょうか?」
ゼン「まぁ、構わないが…」
ザクラ「では、お入り下さい。」
ザクラの声で入ってきたのは…
ルイハ「はじめまして、ゼン殿下。
私、コウガ王国第二王女、ルイハと申します。
2週間後…正確には2週間と1日後ですが……
ゼン殿下のお見合いの相手です。」
ゼン「…!?」
ルイハ「顔を確認しておきたくてですね…早めに伺わせていただきました。
では私はこれで……」
それだけを言い残し、ルイハは去っていった。