今書いてるのとはまた違う短編。
次は、私が好きなアーヤ&上杉
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【上杉&立花】
上杉は、ある公園へ向かっていた。
今日は大事な火だったから、遅れないように…。
だが、ついた時には、もう自分より先に待ってる人影がいた。
どんなに人込みで見えなかろうが、探し出すことができる彼女の姿を。
先に気づいたのは、彼女だった。
屈託のない笑顔を向けた。
「上杉君おはよう!」
「立花、おはよ」
今回、この公園では気球に乗れるらしくやってきた。
プライベートでか、いや違う。
事件の調査でこの割り振りになったのだ。
もしかしたら、今回の件で何か状況が変わるかもしれないと思ったからだ。
「上杉君気球乗ったことある?」
「いや、俺はないな。立花は?」
「私も初めてだから、すごく楽しみ」
その笑顔を見て、心が和む。
思わず、微笑んだ。
すると、立花は顔を赤くして、そっぽを向いた。
「大丈夫か、もしかして高所恐怖症?」
「ううん、何でもない。さ、のろっか!」
今度は自分が赤面する番だった。
思ったより乗るところは広かった。
足場も安定している。
来てよかったと、改めて思った。
「すごい、飛んでるみたい」
「飛ぶっていうより…上がる?成仏?」
「上杉君、私に成仏をしろと…?」
「そんなこと言ってないだろ?あんまりそっち行くと落ちるぞ…」
その瞬間、一瞬立花の足が浮いた。
バカ!心で叫びながら、手を握った。
無我夢中での行動だった。
「おい、危ねーだろ!」
「ご、ごめん…」
「手をつかんだからよかったものの!!」
ものの…?
右手に視線を落とす。
自分の手は確かに、立花の手とつながっていた。
「ご、ごめん!」
「ううん…」
「でも、また落ちないように、つないだままにするから。立花は危なっかしすぎるから」
時間は過ぎていく。
降りたときは何も覚えてなかった。
右手に体をすべて乗っ取られた気分で…。
気球でも何もしゃべれなかったし。
帰るときも、無言だった。
でも、そんな言葉はいらないとでもいうように、自分の右手は隣にいる君とまだつながっていた。
叶うはずのない恋をのせて。
END
好きなんです、好きなんです!
キャラ崩壊ごめんなさい、でも好きなんです!
>>353!Σ( ̄□ ̄;)無理無理❗(ヾノ・∀・`)私なんかが小説を書けるわけがない❗
>>354-355二人ともやっぱり面白い❗若武も上杉もやるなあ…(。-∀-)