第3話“嫌われ者”
彼女が嫌われる原因となったのは全く小さなものだった。
その頃クラスの中心だった男子の
紙を間違えて破ってしまったからだった。
そのせいで頭は殴られ、お腹は蹴られ。
顔も蹴られ。とても痛がっていた。
親に言ったし、先生も見たが、
その生徒達はもうしないでね、というだけだった。
それから、嫌がらせが始まった。
掃除の時机は運んでは貰えず。
テストで100点を取った時には
「どうせイカサマだろ」と言われ。
笑っていると「気持ちわるい」と言われていた。
だが、女子は違った。
元々女子からは好評だったのだ。
女子がわからない所は教えて、
「こういうの大変だよね〜」と、話したり。
喧嘩は仲介に入ったり。
だから、女子がフォローしてくれた。
申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、それはある時から急激に多くなった。
そう、男子が女子にまで嫌がらせしにいったのだ