ガラガラ…
蘭達の前に犯人がきた。
しかし暗くて犯人の顔はよく見えなかった。
「あんた達のスマホにメッセージが届いてるよ。声が聞けるのも最後かもしれないからよーく聞きな。」
犯人は蘭のスマホの方からメッセージを流した。
『蘭か?』
「し、しんい…ち?」
『おっちゃんから詳しくは聞いた。なんだか大変なことになってるみたいだな。』
「大変どころじゃないよ…」
蘭はうつむく
『大丈夫。俺が必ず見つけてやるから。安心しろ。』
「どうして?なんでそんな事がいえるの?新一!!」
『今、大阪まで来てるんだ。』
「新一!来てるならいってよ!かっこいいこと言っちゃって!!」
しかしメッセージなので返事はこない。蘭だけの声が無意味に響いたーーーーーー
次に和葉のスマホのメッセージを再生した。
『おお。和葉か?お前どこうろついてたんねん!』
「こんなときにいつもの調子でー💢」
『でも、もう大丈夫や。俺が必ず見つけてみせる!』
「場所もわからないくせにのんきな男ね…」
『和葉…俺、お前の事助けたら…』
「え、なに?」
『まぁ、気にすんな!助けたら言ってやるてで!1番言いたかった一言をな…』
「え、ちょ、平次ーーー!!」
和葉の声もむなしく響いたーーーーーー
暗号分からーん!
×うろついてたんねん!
○うろついてんねん!
ちょっと気になったのはそこだよ。
小説面白い!!