暗殺教室〜endとlastとE組生徒〜パート2!

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36:葉月 美桜:2016/04/30(土) 17:04 ID:Jqw

第14話〜思いの時間〜

渚side

真っ暗でたよりになるのは、カルマ君の声のみ。
光が一切入らないこの世界は、僕らにとって最悪なもの。

いくら何でも狙われすぎだ。

僕ら二人で死神以上。
一人なら死神の半分となる。
烏間先生が殺ってくれたあの日。
僕らは正体を暴かれたりしないように黙ってたあの日。

忘れられない悪夢だった。

だって、死神は僕とカルマ君…つまりendとlastがいると知っていた。

でも秘密だったから、戦うことができなかった。

二代目死神に負けるのが、嫌だった。
それから、ちゃんと殺ろうって考えた。
訓練をちゃんと受けて、仕事だって受けるようになった。

時に泣いたり、怒ったり、自分が情けなくなっていたりするけれど…それでもいいんだって分かった。

E組の皆が気づかせてくれた。

Reyからの指示でやって来たけど、毎日が楽しくなっていた。

【殺せんせー暗殺依頼】

それを成功させるために来たけれど、自分の能力に自信がなくなっていった。
暗殺訓練を受けていく内に皆は強くなっていった。
烏間先生に僕は殺られるし。
でもあれは本気ではなかった。
でも…負けるのが、嫌だった。

今は、負けてもいい。
次殺ればいいってわかったよ。

真っ暗の中にも光というものは存在することがわかったんだ!!


カルマside

ダルかったり、嫌になったり、サボったり。

そんなことしてもバラしてない時は大丈夫だった。それが俺だったから。

でもlastになったら、そんなの怒られてばっかだ。
あの時、殺し屋のネームを貰った時だ。

震えた。

この名前を汚さないように、頑張らないとって思ったからだ。
渚君は真剣に殺ってはなかった。
でも結果でわかった。

才能が違いすぎる。

いくら何でも殺し屋になる運命だとして、才能があると気づいたとき。

奇跡だ。

そう皆が思ったんだ。
羨ましいって思った。
だから、俺は頑張って才能を開花させた。
開花したのは…

戦闘の才能。

殺し屋には、いらないような…必要性が低い才能だった。
でも渚君は言った。

『いいなぁ、羨ましいな!僕はそんな才能似合わないよ…さすがカルマ君だね!』

俺のセリフだよ。

渚君の暗殺の才能が羨ましかった。そんな才能…俺には似合わない。さすが渚君。

でもさ、二人が暗殺の才能…戦闘の才能だったら、つまらなかったと思う。

この余りにも違いすぎる才能だからこそ、今…二人で死神以上というのが存在したんだって思う。

E組の皆だってだてに殺し屋やってるんじゃなかった。
最初は殺すことしか考えてなかった皆は、殺せんせーから…

『第2の刃を持ちなさい』

そう言われてから、変わったよね。
俺だって、変わったよ。
だって…

あんなに教えられちゃ逆らえないじゃん?
笑うしかないよ。
あーあ、殺せんせーには負けたよ。
初代死神さん?


カルマ「渚君はさ、皆来るってわかってる?」

渚「何さ、急に」

カルマ「真っ暗で何があるかわからない俺らを助けてくれる光は来るのかって聞いてるの」

渚「来るんじゃない?いつも使ってる携帯は、鞄に入れっぱだけど、endの時使ってる携帯はあるよ。きっと律がGPSで捜してるんじゃない?」

カルマ「だよね、あーあ。きっとE組の皆相手だと、歯がたたないよ」

渚「……だろーね」

今は待つとしよう。

きっと…きっと…皆はやって来るから。


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