とあるギルドに、1人の少女が訪ねてきた。
「ねぇ、ルーシィ・ハートフィリアはいる?」
その一声で、騒がしかったギルドは一瞬で静かになる。
「…匂い、するじゃん。ねぇ、早く出して?」
無表情のまま、少女は言い放った。
すると、不思議そうな顔をしてルーシィが少女へと近づく。
「…ぁ、ルーシィさん。」
「そ、そうだけど…」
その少女に見覚えがある者はここにはおらず、静寂だけが流れる。
「ルーシィさん、逃げて。」
次の瞬間、赤い華を散らせながら、少女は倒れた。
意味分からんし続くし駄作だし…もうあぁぁあ。
スクロール面倒くさいかもしれませんが、何卒許してくださいまし…
前回
いつ、なんで、どうして、どうやって、誰が…
色んな疑問が渦巻く。
こんがらがった頭の中、ただ1つ分かるのは…
「し、しん、で…」
この少女は、死んでいること。
「死んでる…」
あたしがそう呟いた瞬間、ギルドに沢山の悲鳴が響く。
「いやぁああ!!」
「誰か!早く手当てを…!!」
もう遅いのに、なんて。
……あれ、あたしってこんな冷めた人間だったっけ?
自分でも不思議になるくらい静かなあたし。
時間が経つにつれ、自分の考えもハッキリしてくる。
この少女は確実に死んでいる。
…けど、生きているように感じるの。
だから、落ち着いていられる。
…ホント、意味わかんない。
「ルーシィ…?」
「…なっ、なに?」
はっとして下を向くと、ハッピーが少し心配そうに見つめてきている。
…………あたしってば、どうしちゃったんだろう。
「ぼーっとしてたよ…?」
「うん…」
「大丈夫?」
「…大丈夫よ。」
ハッピーがナツの所へ行ったのを見て、もう一度少女に目を向ける。
………やっぱり、生きている。
根拠のない自身がどこからか湧き上がってくる。
あーもう、今までの自分じゃないみたいで気味悪いわね…!
「…あ。」
ふと目線を移した時に見えた少女の骨張った白い手。
そこには、赤黒い紋様のようなものが見える。
「___ッ?!」
んんんんん意味わかんない…!