1話
ユリアside
少し時間が経つと、芥川君と石川君が入って来た。
「えーっと…そっちの女子って誰?」
石川君が最初に口を開いた。
「ユリアの双子だよ!可愛いでしょ♪」
「相川リユナです。よろしく」
「た、確かに可愛い。本当に相川さんと血の繋がりあるの?って疑いたくなるほどだね」
「ありがとう。えーっと貴方達は?」
「3年の石川タクト」
「同じく3年の芥川龍一」
「あれ?もしかして龍一君とタクト君?覚えてないかな?私、リユだよ」
「え、リユ⁉」
「何々知り合い?」
「いや私さ、小学校の時とか2年上の教室で授業受けてたじゃん?その時の同級生だよ」
「あー…そんなこともあったねー」
「天才すぎ…」
「なんの騒ぎ?うるさいんだけど」
次に来たのは生徒会会計のひかるん
「おっひかるんちょうどいいところに。紹介するよ、ユリアの双子!」
「相川リユナです」
「可愛い…相川さんと双子とは思えないわ…」
「そりゃユリア達2卵生だもん。顔は似てないよ。でもリユナは天才だよ、次のテストでわかることだけど」
「予想はしてたけど天才なのね…」
「俺らは小学生のときから知っていることだよね」
「ああ。最初にあったの俺達が3年でリユ1年だったよな。いきなり教室来て誰も解けずに悩んでた問題をさらっと解いてたから驚いた」
「天才って怖い…」
「それにリユナは、家にある一通りの本を平均約五千回読んでるんだよね」
「それはユリアも同じでしょ。それに私テレビジャックはしたことないし」
「いや、そんなことしたことある高校生いたら異常だろ」
「副会長、今自分が異常だって認めましたよ」
「あ、そういえば俺達一回間宮の件でやったのか…だが異常なのはそれを考えた相川ユリアだ!」
「なんだか賑やかですね、生徒会って」
「主にバカ(相川ユリア)のせいでな」
「楽しそうだし、今度のテストがんばろうかなー。あ、ゆずき君に頼んでユリアと同じクラスになったから、明日から私は正式にここに通うことになったから」
「おお〜やったぁ!待ってるよ!」
「ん!私も楽しみ!」