イナズマイレブン

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3:太陽と月:2016/06/30(木) 23:37

花桜梨目線

晴矢達と試合になるなんて、想像していなかった。
私はいつもの様にキャラバンに乗りながら、晴矢と風介達が現れたのを思い出した。

古株「おい、君」

花桜梨「はい!」

古株さんに肩を揺すられ、我に返った。
古株さんが帰らないのか?と聞かれ、辺りを見回すと円堂先輩たちは居なかった、いつの間にか皆、帰っていたらしい。

古株「監督さんが呼んでいたぞ」

花桜梨「瞳子姉さんが?」

古株「あぁ、何でもカオスの事らしいが」

古株さんがそう言うと、私は一つ礼をして、キャラバンを降りて行った。
雷門中に着くと、瞳子姉さんがちょうど居た、何か考え事をしている様だった。

花桜梨「お姉ちゃ〜〜ん!」

瞳子「花桜梨、ごめんなさいね。いきなり呼んで」

花桜梨「ううん、別にいいよ。どうしたの?」

瞳子「晴矢達の事よ、貴方はどうしたいの?」

お姉ちゃんに聞かれ、私は黙った。
そんなの嫌に決まっている、晴矢達と戦うなんて絶対に嫌だ。
お姉ちゃんはそれが分かったのか、こう言った。

瞳子「貴方には、答えが見つかるまで試合には出さないわ」

花桜梨「でも・・・!」

瞳子「いいわね?これは貴方の為でもあるの」

お姉ちゃんが悲しそうな顔でそう言った、そんな顔されたら頷くしかなかった。
その夜、私は眠れなかった。
そして、練習にもと言っても私は練習はしないけど、その練習にも顔は出さなかった。
お姉ちゃんには心配されたけど、私は気分が悪かっただけと作り笑いを浮かべ、その夜に私はお日さま園を出て、鉄塔広場に行った。
そこで、答えを見つけよう。

〜次の日〜

円堂「監督、花桜梨はどうしたんですか?」

円堂は、花桜梨が居ない事に気が付き、前に座っている瞳子に聞いた。

瞳子「花桜梨なら、今日の試合あの子自身の答えが出ない限り試合には出しません」

一同「!!!」

瞳子の言葉に一同は目を見開いて、花桜梨がいつも座っている席を眺めて、一同は決戦の地となる帝国スタジアムに向かった。

〜カオスは〜

ガゼル「バーン、花桜梨をどうする?」

ガゼルはバーンに聞くと、バーンはへっと鼻で笑った。

バーン「そんなもん決まってんだろ?」

ガゼル「エイリア学園に入れると言う事か、君の考える事は本当に分からないが面白そうだ」

続く


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