予告状1話 死を操る怪盗参上!
「待てーー!ジョーカー!!激逮捕だ!!」
今日も今日とで、騒がしい夜。
今日もジョーカーはお宝を盗んだようです。
ジョーカーは、いつもの様に華麗に去り、ただいまスカイ・ジョーカーに居る。
「凄かったッスね、ジョーカーさん!」
「そうだな、今度は何を狙おうか・・・」
助手のハチは、嬉しそうにカレーを作りながら話していた。
ジョーカーもソファーに座りながら、次に狙う宝を考えて、テレビをつけると、ニュースが入っていた。
『またもや、怪盗死神による殺人事件が起きました。』
「「怪盗!!??」」
そう大声で叫んだ時、ジョーカーの顔にヒラヒラと紙が落ちて来た。
ジョーカーは、何だ!?とハプニングになりながら紙を取ると、ドクロの模様が入った予告状が届いた。
『次の満月の晩、シルバーハート、クイーン、スペード、ジョーカーの命を頂戴する。怪盗死神』
「師匠たちが危ない!!」
ジョーカーはそれを見て、スカイ・ジョーカーをシルバーハートの居る家に向かった。
〜そして満月の晩〜
「全く、誰かしら?怪盗死神って!!」
クイーンがそう叫んだ時、シルバーハートが説明した。
「怪盗死神、ワシが怪盗なりたての頃から有名じゃったな。わしらとは違い、お宝ではなく人の命をお宝と称して殺しているとか・・・」
「そんな奴、ぜってー許さない!!」
ジョーカーがそう叫んだ時、お久しぶりですと小さなそして可愛らしい声が聞こえて来た。
全員は声のした方を振り向くと、少女と仮面を被った大人二人が立っていた。
「お前が・・・」
「怪盗、死神か・・・」
「はい・・・、予告通り貴方達の命頂戴します」
「んなの、させるか!!シューティングスター!!」
「レイ!」
「はい・・・」
レイと呼ばれた大人は、ジョーカーのトランプを半分に切った。
その後も攻撃はするが、全ての攻撃は効かなかった。
「お前・・・」
「・・・はぁ。眠い」
「!ゼロ!そろそろ夜が明ける!!」
「まずい、死神様は朝日に当たると死んでしまう!!」
そう言って、大人二人は死神を抱えて出て行った。
「何だったんだ・・・一体・・・」
だが、これは事件の序章とはまだ知らない。
続く