最後に、和典が言った。
「彩、誕生日おめでとう。俺からは、
早織と詩織とケーキを焼いたんだ。
俺だけじゃないけど、早織と詩織と
作ったから、ご飯終わったら食べよ。
さ、ハンバーグ食べよ。」
私は、嬉しかった。自分の誕生日を、
こんなに祝ってくれる人がいるから。
でも、私からもプレゼントがあるの。
「ちょっと聞いて。早織も、詩織も。
・・・あのね、私、妊娠したの。
赤ちゃん。だから、私の誕生日に、
みんなへプレゼントだよ。」
そう言って立ち上がると、早織が
立ち上がった。詩織も立ち上がって、
和典も立ち上がった。
「「「おめでとう。ママ/彩」」」
詩織が私のお腹を触って、ビックリ
していた。たぶん、自分に妹が
できたからだろう。
「おめでとう。あと、何ヵ月?」
実は、・・・4ヵ月。あはは。
どうして気づかなかったのだろう。
「4ヵ月・・・だよ。」
和典のビックリした顔を見て、思わず
笑った。私たちの3人目の子供。
ー明後日ー
「早織、詩織、行くよ。イタリア。」
私が早織と詩織を起こすと、スポーツ
バッグを持った和典が来た。
「ああ、イアリアだ。イアリア行く!
パパのサッカー見る。」
詩織が言った。そう。詩織ったら、
イタリアのこと、イアリアって
言うの。イタリアって言えないのね。
この続き全然書いてないから、
新しく書いとくからね。
最終回ということで。
>>408
ありがとう。
杏架って気軽に呼んで!