プロローグ
謎の石の目の前に一人の老人と痩せ細った男と5人の少年はその二人に跪き、1人の少女は棒付きのキャンディーを舐めながらその老人と男を見ていた。
「グラン、バーン、ガゼル、デザーム、レーゼ・・・そして、コア」
「「「「「「はい、父さん」」」」」」
「分かっていますね?貴方達の使命を・・・。コア、言ってみなさい」
老人は一人の少女を見やると、男と5人の少年達はその少女を見た。
少女は口から棒付きキャンディーを出し、飼い猫であろう黒猫を肩に乗せた。
「はい、コアを入れた全ランクのチームは脅威となる者に勝ち続け、世界に私達の力を知らしめる為・・・ですよね?父さん」
少女は怪しく笑みを浮かべながら、老人に言った。
「そうです、コア、グラン、バーン、ガゼル。貴方達4人の内に1チームだけ、宇宙最強の称号『ジェネシス』が与えられます。そして、デザーム、レーゼは世界に私達の事を知らしめる為、中学校を破壊して貰います。」
「「「「「「はい、分かってます」」」」」」
「期待・・・しておりますよ“ジェネシス計画”の為にも・・・」
老人の言葉に5人の少年と1人の少女は不敵な笑みを浮かべながら、返事をした。
彼らの歯車は狂い始め、彼らの物語は動き出す・・・。
彼らの心はどう動かすのか・・・この怪しい光を帯びている石は何なのか?それは、この物語に隠されています。
鍵は黒猫と白猫なのですから・・・。
プロローグ終了・・・