「「て・ら・さ・か♡」」
「あ?なんだよ…つーかその微笑みやめろ!」
サボりから帰って来たカルマ君と森さんは仲良くなっていた。
「数学やっといてよー、鼻にからし打ち込まれたくなかったらね」
「ついでにわさびも。どうする?寺坂」
「ヌルフフフフ、サボりとは感心しませんね〜カルマ君、江華さん」
「殺せんせー!!」
「授業はしっかり受けましょうね」
「「はーい」」
寺坂君が助かった、と言っていたのは聞こえなかったことにしよう…
「ねえ、渚。江華ってスパイだから頭いいのかな?」
「確かに。スパイって頭がいいイメージあるよね」
気になって仕方がないから、僕と茅野は今日の数学は森さんを観察することにした。