小説を書く【プリパラのマイキャラ】

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3:縷縷◆SM:2016/10/07(金) 00:33 ID:4Mg

第一話目「出会い」

【らぁら視点】

「みれぃー!そふぃー!」

小石に気を付けながら小さく見える黄色い猫耳の髪型と赤く長い髪型の少女2人に手を振り声をかける。黄色い猫耳の髪型の少女の名はみれぃ。私の通っているパプリカ学園中等部の委員長で、赤く長い髪型の少女の名はそふぃ。今大人気のプリパラアイドルだ。
みれぃとそふぃは私に気づき、静かに微笑んで手を振っている。

「らぁらー!今日はギリギリ5分前ぷりよー!早く来るぷりー!」

「らぁら、頑張って〜…」

みれぃが特徴的な語尾をつけ私に負けないほどの大声をあげる。そふぃはぷしゅう、とため息を吐くように呟きクラゲのように手を振る。

「うっうん!待っててねー!今行くからー!」

「らぁら、全力ダッシュぷり!ライブの練習するぷり〜!」

みれぃは相変わらず真面目だなぁ…プリパラの外とは似ても似つかないと思ってたけど案外似てるかもしれない。なんて少し思って笑ってしまった。…そういえば前は委員長の姿でぷりって言ってたっけなぁ…なんて考え事をしていると、小石につまづいてコケてしまいそうになった。

「わわっ…?!」

「らぁら!」

地面がスローモーションで近づく。これからくる痛みに絶えるために目をぎゅっと瞑った…が、痛みは来なかった。

「…大丈夫か?」

濃い紫色の髪が目の前で揺れる。…シオンだ!黄色い目と目が合って、焦って後ろへ倒れそうになる。

「うわっ?!…ドンくさいなぁ!ちゃんとしなよもー!」

「ドロシー、テンションリラックス!」

首を後ろに曲げると、水色の髪とピンク色の髪。プリパラ内での有名アイドルドロシーとレオナだ。超が付いても過言ではないくらいには有名だと栄子ちゃんが言っていたような…気がする。

「わぁ、ごめんねドロシー!」

「ま、いいってことよ!僕はとっても優しいからねー!」

「もう、ドロシーったら。」

ふふん、と胸を張って、腰に手を当て笑っているドロシーの姿と口に手を当てクスクスと笑っているレオナは微笑ましい。…これでレオナが男だと気づくような人がどこにいるだろうか。

「どうしたの?僕に見とれてないで早く行きなよ!みれぃとそふぃが待ってんでしょ?」

私が長時間ドロシーとレオナを見つめていたら、レオナは恥ずかしがって顔を真っ赤にし手で顔を隠し、ドロシーは不思議そうに私に言った。…ああ、そうだ、行かないと。

「ありがとうドロシー!レオナ、シオン、またね!」

私はプリチケバックを持ち、手を振り言った。

「う、うん。またね?」

「イゴ。また会おう!」

レオナは控えめに手を振り、シオンは自信満々に手を振った。…早く行かなければ。みれぃとそふぃを待たせてしまう…



続く


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