(´∇`)=b過去に何かあった系好きです!!
文才が…凄いですね…ヤバイです
そ、そうですか?まあ、期待せずにお待ち下さい♪←
>>680
ソルティーさん!初めまして。エナと言います。
スレ主(?)では無いですが、私は構いません。宜しくお願いします!一緒にカノキド語りましょうぜ←知ったばっか言うてるで。
【過去編(劇の練習は置いておいて)】
【あの人】との出会いは七年位前。姉の誕生日祝い家族と遊園地に行ったけど全く楽しめなかった。姉が行きたいと言ったのだから自分は楽しめなくて当たり前だがやはり寂しくて帰る途中に思い切り別方向に走り出した。
「わあ!」
「きゃっ!」
「だ、大丈夫?泣いてるの?」
その時ぶつかったのが【あの人】。大きい目に薄い髪色。自分と年は離れてるけど、あれが初恋だったかも知れない。
「え!?ちょ、どうしたの?迷子?お兄ちゃんが探してあげるからなかないで・・・?」
自分に優しくしてくれる人なんて姉以外いないと思っていたから凄く嬉しくて、涙はずっと止まらなかった。自分は【あの人】にあったことを話した。
「そうか・・・じゃあ、お兄ちゃんと遊ぼう!」
つまらなかった自分にそう言ってくれた。姉や父に迷惑かかるのに、そっちも誰かと来たはずなのに、けど遊園地の楽しさを知りたかったから頷いた。
「行こう!あ、君、名前は?」
「き、木戸つぼみ」
「つぼみちゃんだね。僕は【━━━━】!宜しく!」
「う、うん!」
それからメリーゴーランド、ジェットコースター、コーヒーカップ、観覧車と乗った。どうやらこっちも向こうも絶叫は苦手なようだ。けど、物凄く『楽しい』って思えた。
「つぼみ!お前、こんなところに!?」
「おい!【━━】!何してんだよ!」
姉と【あの人】の友達らしき人が来た。少なくとも自分は当たり前。勝手に居なくなったんだから。
「じゃあ、ね。つぼみちゃん!」
「うん。またね。【━━━━━━━━━】」
そう言葉を交わし、別れた。また会える、幼い頭脳でそう信じていた。家に帰る車の中で【あの人】の話をしたら、姉は自分のせいでつぼみが悲しい思いをしたんだと泣いてしまった。
家に着いた後も、1月たとうとも、1年たっても、【あの人】の名前は忘れたが存在は、記憶は覚えていた。
━━━━━(過去編sideT終了)━━━━━━━━━━━━━━
【過去編sideS】
中学一年の修学旅行だったと思う。遊園地なんて子供っぽいところに行くとは思わなかった。一日ずつ感想を書かなきゃいけないから先生に怒られるなんて考えていたとき。
「わあ!」
「きゃっ!」
六歳位の女の子がぶつかった。どうやら泣いてるらしい。
「だ、大丈夫?泣いてるの?」
さすがに泣いていたらこっちは驚く。迷子かな?
「え?ちょ、どうしたの?迷子?お兄ちゃんが探してあげるからなかないで・・・?」
小さな子供と接する機会なんて無かった僕はパニックになった。女の子はどうやら姉の誕生日祝いで遊園地に来たが楽しめなかったらしい。さすがにこの年で遊園地を楽しめないなんて可哀想だった。僕は一応小さい頃は楽しんでいた遊園地。『この子を楽しませよう』という感情が沸き上がり、女の子に遊ぼうと言い手を引っ張った。
「行こう!あ、君、名前は?」
「き、木戸つぼみ」
「つぼみちゃんだね。僕は鹿野修哉!宜しく!」
そして僕はつぼみちゃんと遊園地をたくさん回った。
つぼみちゃんの涙は自然に止んで、僕も遊園地を楽しめた。
「つぼみ!お前、こんなところに!」
「おい!修哉!何してんだよ!」
赤髪の女性と友達がそれぞれ違う方向からやって来た。勝手に抜け出したから怒られるか。仕方ない、戻るか。
「じゃあ、ね。つぼみちゃん!」
「うん。またね。修哉お兄ちゃん!」
そう言って見せた笑顔に思い切りドキドキした。どうやら僕はつぼみちゃんを二度と忘れられないらしい。皆のところに戻り、先生に理由を伝えると号泣された。さすがに名前は言わなかったが。僕は修学旅行後も、1か月後も、1年後も、【木戸つぼみ】を忘れた日は無かった。
━━━━━━━(過去編sideS終了)━━━━━━━━━━━━