「俺は、自分より上へいくやつが嫌い
だ」
久しぶりの探偵チームKZの集まりは
そんな若武の第一声で、始まったんだ
「はぁ?」
私たちは、意味が分からずポカンとした。だって、いつも変なこと急に言い出すんだもの! しかも、今日は皆
期末テストが迫っていて勉強したい時にだったから上杉君なんて
「意味が分からん」と言って帰る準備
まで、初めている。
それで、若武が慌てて説明しだした
まぁ、短くすると、
若武の学校に、男の子が転校してきた
その子がとてつもなく頭が良く、
女子の目が『若武』では、なくその子に向いてしまった。
だから、こんどの学校での期末テスト
でぶちのめしたいということだった
まぁ、聞いていると実にどうでもいい話だったんだ でも、若武にとっては
重大らしい しかも、きわめつきに
「だから、そいつは俺に挑戦状を
だしているんだ!だから、君たちの 力がほしい! KZの諸君達よ
協力せよ!」