【入部希望ですっ!】
「あっ!……あのっ!」学園の全生徒、ついには先生の秘密を握るという学園一の情報通、赤松円馬と学園で貞子の異名を持つ銀野しおり。そんな二人に睨まれあたしはその場に立ち尽くす。「あぁー!そーゆーコトね一瞬ビクッたわ。黒崎なら今はいないぜ。」「あっ!いや。そーゆーコトではなくて……」よぉーし!こうなったら単刀直入にズバッと言うしかない!「だから黒崎はいねぇーっつって……」腹立たしげに言うエンマ先輩は激怖だけど……「入部させてください!」「「えっ!」」「新聞部は隣ですよ。」今まで一度も口を開いていなかったしおり先輩が言った。
…………と今はここまで。