KZ大好きな人全員集合!

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68:ヒナ:2017/01/07(土) 14:21 ID:rcU

>>53の続き

5.マネージャーは難しい
奈子ちゃんが、マネージャーの仕事に行くときに、私もついていった。
マネージャーの見学もしたかったし、何よりも、私の夢だから。
マネージャーはマネージャーで、メニューを渡されたり、各自のタオルを持って、メンバーに渡してあげたり。
年はバラバラだけど、だいたい奈子ちゃんと同じくらいかな。
KZの練習場は、椅子とかがないんだけど、立って見てる人が結構いた。
KZのひとりの男の子が、こっちに走ってきた。
「お姉さん、誰?」
へ?私のこと?
私は、辺りを見回した。
どこに私の他のお姉さんがいるかと思って。
「お姉さんだよ。君しかいないよ。俺は、美門椿(つばき{翼のずっと下の弟のことです。オリキャラです})。」
椿君は、金網のこっち側の私に話しかけてくれている。
「えっと、私は黒沼香音。マネージャーの奈子ちゃんの従兄弟だよ。KZのマネージャーに推薦されることが夢なの。どうぞよろしく。」
私が軽く自己紹介すると、椿君は腕を上で組んだ。
空を仰いで、ブツブツ何かを呟いていた。
やがて、聞こえる声で言った。
「マネージャー試験、1週間後って知ってるか?ちょうど1週間。俺、ネーサンの推薦責任者になってやるよ。」
ちょうど1週間!?
私が帰るときじゃん!
推薦責任者って。
「椿君!」
椿君は、監督に呼ばれて行ってしまった。
どうしよう。私、無理なのに。
椿君が本気で原稿を提出したら…
マネージャー試験、私は受けない。
受けるんじゃない、推薦がいい。
立候補は嫌なんだから!
「香音ちゃんは本当に強気だよ。」
いつの間にか奈子ちゃんがいた。
「香音ちゃん。推薦は難しいんだよ。でも、流星群にお願いしたもんね。3日後までに推薦されなかったら、立候補したらいいじゃん。」
奈子ちゃん…
3日後…まだ時間はある!
「奈子ちゃん。推薦って、誰に、いつ、どうやって言われたの?」
奈子ちゃんに聞くと、奈子ちゃんは唇に人差し指を置いた。
きっと、家で話してくれる。そう信じて、KZの練習を見守っていた。


        続く


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