その後…私達のクラスはなぜか蛸沢さんに授業を受ける事になった。なんか先生が出張の間任せるって言ったみたいで、全クラス合同で行われた。
【学校の帰り道。いつメンで。】
「凄かったね!」
「う、うん。」
そうなんだ。あの後、黙って話を聞いていたら授業はどんどん進んでいった。それがね、すっごくわかりやすいの!私なんか今までのぜーんぶ理解できたし!
「スピードには引いたけどね」
とリオ。蛸沢さんは速さには自信があるとか言って1人1人丁寧に教えてくれた。超猛スピードで。教え方がうまいから積極的に勉強できた。私の得意な国語は褒めてくれたし‼
「…。」
矢神君はさっきから何も言わない。やっぱり何か引っかかってるのかな?お役目系の何かが。
陽太君「俺さ、蛸ピーにさ」
矢神君「ちょっと待て。夏海、今なんて言った?」
矢神君が眉間にしわを寄せてたずねる。が、陽太君が何か言う前にすかさずみずきちゃんが言う。
みずきちゃん「蛸ピーだよー‼もうLINEも交換した〜‼」
矢神君「はぁー…お前らな…。」
ヤバい…矢神君怒ってる…。この流れは…
『いい加減にしろ〜‼‼』
やっぱり…。私は知〜らない!みずきちゃんと陽太君はもうすでに説教中だ。
「だいたいな、お前ら…」
2人「「はいー気をつけますー‼」」
やれやれ…
続く😎