す「失礼します。」
保健室の先生(以下、保)「どうぞー。」
ゆ「ちょっと!そのまま入るの!?」
す「仕方ないだろ?虹野が怪我したみたいで、見つけた時にはもう……」
そう言って、私の右足を先生に見せると顔色を変えた。
保「!? 結城くん、ゆめちゃんを今すぐ一番奥のベッドに運んで!」
す「はっ、はい!」
保「それが終わったら入り口手前の棚から消毒液と包帯!」
す「こ、これですか?!」
保「そう!さぁ、早く!!」
保健室が落ち着くのは、少し後の話だった。