「一星君カッコイい〜!」
その声に、驚いて振り向いた。
お嬢様みたいな髪型の女の子がいた。
この子は知ってる。
神崎綾香ちゃんだ。
心愛ちゃんと同じくらいのワガママだから、学年では有名なんだ。
まさかの惚れちゃった系!?
1人凍っていると。
ボン!
痛い!バスケのボールが頭に当たった。
ううう……
「あゆみちゃん、大丈夫?」
結衣ちゃん、大丈夫。
「ちょっと、誰があゆみちゃんにボール当てたの!?」
花日ちゃん……。ありがとう。
「ごめんっ……って…」
出てきた男の子に視線を移すと。
小田原一星君、だった…。