第1話【僕らはエンドのE組】
雲、1つない空。
果てしなく青が続いていたあの日。
突然起こったんだ。
僕らが気付けなかった、政府の最終ミッション。それは消えたんだ。
校舎一帯を包む光の壁。
それに触手が触れれば、たちまち蒸発する。
空の上の上…宇宙には、触手だけを溶かす光を放つ機械…。
それらが一瞬で…
どっかーーーーん!!!!
爆発して破壊された。
発動されてから、一瞬で…。
街で、待ち合った僕らは驚きが隠せない。
渚「何…何が起きて…?」
カルマ「あの光の壁がなくなった…?」
茅野「あっ!殺せんせーは!?」
皆が茅野の声ではっとする。
光の壁、光を発射する機械は消えた→それなら殺せんせーは?、と考えたからだ。
その刹那
辺りは光で覆われた。
誰も何が起きているか把握できてない。
眩しい光が僕らを襲った。
光が収まって、目を開けると…。
皆「!?」
一言言えば驚いた。なぜって?
それは……
皆「ここは…E組の校舎…?」
街から校舎にワープしていたからだ。
律「……ここは、E組ですよね。でも、殺せんせーはいません。それに日付を見てください」
律に言われ、僕らは携帯の日付を見る。
そしてまた驚く。
3月…卒業式間近ではなく…4月。
つまり、3年生に…新学期の始まりの日だった。
前原「はぁ!?どういう意味だ!?20××年って」
岡野「間違いないわよ!」
皆「俺(僕・私)たちが3年E組で殺せんせーと会う1週間前だ…」
僕たちは記憶はそのまま。
時だけが殺せんせーとの出会いに戻っていたんだ。
僕らの暗殺教室のスタートの日だった。