【SAO】Re:スタート
※文章力ないので閲覧注意※
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茅場の姿が金色の風と混じりあいながら静かに仮想の空に消えてゆく。かつて戦い、過ごし、時には癒しをも感じたかの浮遊城は、黄金色の空から余韻を残しながら徐々に、徐々にカタチを忘れてゆく。
手を繋ぎながらその様子を見る男女の2人組は、目を閉じながら、この忌々しく、美しかった2年間の日々を想う。
軈て余韻をも残さず消えていった浮遊城を見て、やっと終わったかの様な表情と、少し寂しさを感じたかのような表情を浮かべた。そしてお互いを見つめ合い、静かに顔を近づけた。軈てその下の影は触れ合い、永遠のような一瞬を堪能したかのように揺れ、また離れていった。
「ううん。私達は一つになって消えてゆく。だから、いつまでも一緒。」
離れていたお互いの影はまた接し合い、徐々に薄くなってゆく。そしてよの影の主たちは、光の粒となって空に消えていった。
そして消えた後に、少女の聲が、静かに、静かに、黄金色の空に遺った。