ア「その呼び方はやめてよ、仕事じゃないんだし」
?「ハイハイ、分かりましたよっ!」
この人は菊地海人
いつもチャラチャラしていてどんな人物でも仲良くなれる
だから、知り合いとなった人物を疑われなく殺れる
短剣のプロだ
そして、海人が私を「レイ」と呼んだのは暗殺者の名前
風雅が「ソウ」
海人が「ヒロ」
特に意味はないらしい…
三人で殺る時は「END」
会うと必ず終わるからそう呼ばれた
誰も「END」の顔を知らない
まさか、三人で殺っているとは思わないから
海「早く座れ」
海人は話がしたくてウズウズしてるみたい
私はいつもの椅子に座った
好みは分かれているけど、何故か私にこの部屋の雰囲気を決めさせてくれた
ア「何があったの?」
きっと仕事だろうな
風「暗殺」
やっぱり
海「どこで?」
できれば近くがいいな
KZがあるし
風「イタリア」
風雅はスマホをいじりだし、机の真ん中においた
そこには地図の画面が表示されてた
風「田舎だが、ここにはけっこうたまり場になっているらしい」
なるほどね
悪人が集まっているんだ
海「で、誰をやればいいの?」
また風雅はスマホをいじり、以外と優しそうな50代男性が
ビシッとスーツを着ている
ア「この人?」
風雅はうなずき、海人を真っ直ぐ見た
風「〇〇〇会社の社長だ。いけるか?」
海「当たり前」
海人はニカッて笑い親指をたて、自分に向けた
海「この俺だぜ?1日あれば楽勝だ」
まぁ、ご立派なこと
でも海人なら本当にできそう
風「じゃ、海人次第で日程を決める。パスポートは俺に任せろ」
風「彩はKZの方をなんとかしておくこと」
ア「分かった」
風「それでは解散」