【プロローグ】
4月2日 光ヶ丘学園高校の新学期。
私は二年生になりました。虹咲結花里です。
新学期前。春休み
結花里「ハア〜、お姉の手作りケーキはおいしい もぐもぐ。」
「結花里、結局部活はいなんで、二年生迎えるとは・・」
結花里「失礼な!ちゃんとやったよ!だけど、イマイチぴんとこないんだよね?」
ピンポン
ガチャ
「瑠奈ちゃん」
結花里「!!!」
瑠奈「結花里ちゃん!」
結花里「瑠奈先輩」
「美鈴ちゃん」
結花里「瑠奈先輩と美鈴ちゃん」
瑠奈「なに先輩って」
結花里「一様、幼なじみでも、瑠奈さんの方が年上だし、美鈴ちゃんとは」
瑠奈「なに、それ、美鈴との差別?」
結花里「・・別に差別ではないよ・・」
美鈴「ドーナツやいたよ」
結花里「やった〜、美鈴ちゃんの手作りドーナツ!美鈴ちゃんのお菓子はうまいよね〜」
美鈴「もう、食べてると太るよ」
結花里「だって、あたし、なにもやることないし〜」もぐもぐ。
美鈴「やることないって・・結花里の家は、
本屋さんでしょ?」
結花里「あたし、頼りないからお店の手伝い、ダメなんだ〜」
幼なじみの瑠奈ちゃんと美鈴ちゃんです。
小さい頃からの付き合いであります。
姉妹のような関係です。
結花里「だって、ふたりともやりたい部活があって、羨ましいよ」
美鈴・瑠奈「そうかな?」
結花里「・・・あたしのやりたいことは、本当になんだろう〜」
私はいままで、夢中になりたいぐらい、
やりたいことが見つからなくただ、
ずっとボケーでなにもしない人生をおくっていた。
そう・・この時までは・・。