「はぁ・・・」
「・・・大好き・・・」
ずっとずっとそばにいて
私を守って
---*❤*---
「あ、来た!みーわー走るのおそいーっ何してんのーっ」
「ごめんー朝起きれなくって」
ぜーはー
「ちょっと髪ボサボサ!あ電車出ちゃう!」
[ドア閉まりますー]
「待ってーッ」
プシュー
「はぁ、間にあった」
「間にあったけど、焦ったよーッ、連絡ないしーッ」
「ごめんね、昨日夜ふかししちゃって」
「夜ふかしぃー?」
じゃん
「これ、読んでたら、聞いてくれる?笑心」
「う・・・うん?」
「私の人生のバイブルまんが!“きらめきハート”の最新巻!昨日発売されたの!」
「持ってきたの?今から学校だっちゅーに」
「うん!もう100万回は読んだけど家に置いてくることなんてできなかった!」
「・・・へぇ、昨日発売されたのに?そりゃ寝ぼうするね・・・」
「この14巻はね、宇宙からきた“星さま”が改めて地球にいる主人公に愛を告白する巻だったの・・・!」
[あのこ、かわいい]
キッ
「あの人たちみわのこと見てた!」
「地球は星さまが守ってるの」
「泣いてる・・・?みーわー戻ってきて、3次元にーっ」
わかってます。自分でもやばいこと
高野瀬みわ、高1
目をあければあふれる青春
きらめきが広がっているはず。それでも私は自分の世界よりまんがの世界が好きです