それは3ヶ月前のこと。
「涼介喜んでくれるかなぁ〜♪」
その日はちょうどクリスマスだった。
私は当時付き合っていた涼介の家に、サプライズで向かっていた。
ピンポーン…
「…遅いなぁ…」
なかなか出てこない涼介。
私は鍵が開いてることに気付いた。
「入っちゃうよ…?」
そのまま家の中に入り、涼介を探そうとした…その時だった。
「えっ…」
明かりが灯ってた部屋を覗くと、そこには涼介と知らない女の人がいた。
脳内に浮かんだ言葉。
【浮気】
「嘘っ…」
私は家を出て無我夢中で走った。
行き先も決めずに、何も考えずに走った。
ただ…涙が溢れてきただけ。