疲れて途中で足を止めた。
「っ…涼介っ…」
あんなに幸せだった私は、一気にどん底に落とされた。
…その時。
トンッ
俯いていた私の目の前に現れたスニーカー。
それは紛れもなく…
「大貴っ…」
大貴「どうした?こんな所で…」
大貴でした。
「大貴っ…うぅっ…」
ただ泣いてるだけの私を、戸惑いながら慰めようとする大貴に…
ギュッ…
私は抱きついた。
大貴「ど、どうした…?」
驚きながら、私の頭を撫でる大貴。
それは雪の日。
綺麗な雪が、私達を包み込みました。