朝「うん!小春ちゃんのためにも、僕、めちゃくちゃ頑張っちゃうよ!」
小「はいっ!」
朝「やっぱり、小春ちゃんはかわ"っ"!!」
真「そこまで!」
朝「背後からの手刀なんて聞いてないよ!」
なんか、日々威力が強くなってない!?
真「黙って近寄ったもの。」
小「あはは……。」
そう言うと、真昼は小春ちゃんを守るような体制に入った。
真「いくら浮かれてるからって、小春には指一本触れさせない。」
朝「そんなぁ!」
真「ほら、行くよ小春。」
小「う、うん。」
ほら!小春ちゃん困ってるじゃん!
真「それと……。」
朝「ん?」
真昼から、一通の手紙を渡された。
真「姉さんから、誕生日おめでとうの手紙。」
朝「夜空姉さんから?!」
真「そうよ。決して汚さないように。」
朝「……はい。」
その時、誰かのアイカツモバイルにメールが届く。
それは、どうやら真昼でも小春ちゃんのでもなく、
“さっさと来い。置いて行くぞ!”
朝「やばっ!ロケバス行っちゃうよ!」
すばるくんからの半脅迫メールだった。
真昼からの攻撃を避けるために生み出した警戒態勢を解いて、着崩れた制服を正す。
それを見て、呆れた表情を残して真昼は小春ちゃんと一緒に行ってしまった。
だけど、ネクタイを締め直している時に真昼から思いもしない言葉が出た。
『まぁ、何?朝日兄さん、誕生日おめでとう……。今年も私がいい年にしてあげるから。』
それは、昔姉さんが僕にかけてくれていた言葉だった。
その言葉を聞くだけで、不思議と安心した。
だから、今日はなんだってできるよ。
朝「よしっ!お仕事頑張っちゃうぞ!」
だって僕は、香澄朝日なんだから!