>>7の続き
「うわあぁあ!!!」
突然、大きな叫び声が聞こえた。多分だが、先程の子供たちの声だろう。俺は心配に思い、後の事は考えずに急いで向かった。
ソル「おーい!どうした!?」
そこには先程の子供たちと、見たことのないポケモンがいた。
そのポケモンは、今にも子供たちにとびかかろうとしていて、子供の一人が気の枝を振り回して追い払おうとしていた。
子供たち「お、お兄ちゃん助けてぇ!」
俺はポケモンと子供たちの間に入った。
ソル「お前らは逃げろ!ここは兄ちゃんに任せとけ!」
そう言うと、子供たちはすぐさま逃げ出して、元来た道に走って行った。
ヤングース「グルルルゥゥ…」
どうやらヤングースは、獲物を子供たちから、邪魔に入った俺に変えたようだ。
ソル(やべぇ…俺、ポケモン持ってねぇよ!どうしよう!)
ヤングース「グルルルゥゥ!」
ついに、ヤングースが俺にとびかかろうとした……その時だった。
俺の背後から、突然三匹のポケモンが飛び出してきた。
???「ニャウ!」
???「アオッ!」
???「クロォ!」
それぞれ違う種類のポケモンだったが、どうやら俺を守ってくれるということだけは一致していたようだった。
三匹のポケモンが増えたことで、ヤングースは急に顔色を変えた。そしてヤングースは、草むらの方へと走って行った。
ソル「な、なんとか無事に終わった…」
俺はその場の緊張感が解かれて、座った。
ソル(でも、このポケモン達は一体?)
そんなことを考えていた時だった。
???「やぁ少年。無事かい?」
後ろから突然、聞いたことのある声がきた。
俺は振り替えって、そこにいた人を見た。そこには、まさしく俺が予想していた通り、ククイ博士がいた。
ククイ「やぁ、君がソル君か!実際に会って話をするのは初めてだね。では、改めて自己紹介をしよう。
ようこそ、アローラ地方へ!私がククイだ。よろしくな!」
そう言うと、ククイ博士は手を差し出してきた。俺はその手を握り返し、
ソル「初めまして、ソルです。よろしくお願いします」
と言った。