私の名前は、神宮寺かりん。
漢字でかくと「花梨」
公立の中学に通う中学1年生。
今年の四月から中学生になりました。
「かりん!ヤッホー」
「あ、あやね!」
私の幼なじみである真田あやね。
「あやねちゃん」
もう一人は虹野まみ。
「制服ってさあ、楽だけど着づらいよな?」
「あ、確かにわたしは背が小さいからぶかぶかなの…」
「あはは」
まだまだなれない制服を身を包み学校へ。
昇降口。
「あ、もうクラスはってあんだ!」
クラスは9クラスという人数の多い学校。
「私は、9組だ!」
「かりんは一番最後のクラスが…」
「あやねちゃんとまみちゃんは?」
「あたしは3組!」
「わたしは1組!」
「うわあ、皆、離れ離れだ…」
「ゔっ…緊張しがちな私には不安だよ…」
っというまみちゃん。
「まあ、いいか、あたしら家は隣同士だしな!」
「まあね、…そうだよね…あはは」
クラスは3人とも離れ離れになってしまった
私は、生まれからずっと幼稚園も小学校からずっとずっと一緒のクラスだったのになあ。
まあ、仕方がないか?
そんな当たり前の日常を送っていた。
「じゃあな、またな」
「気をつけてね!」
私はふたりと離れ9組のクラスに向かった。