ジガ-ZIGA-を二話目で打ち切ってみたシリーズ

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4:ブタオさん オイオイオイ二話目って言ったけど一話目だわコイツ:2018/04/12(木) 21:13 ID:Ugc

Part2-2:玄武→守護神

対峙する二つの巨体。ガメラは正面の巨大生命体を見据えつつ、その重い足取りを進めていく。一方の巨大生命体……こちらも後にジガと名付けられた……は、初撃によって負わされた傷を再生させながらガメラに迫った。両者は正面から激突、真っ向からの取っ組み合いへと雪崩れ込み、互いの力を受け流しながら破壊のワルツを踊る。……先刻の負傷もあってか、この勝負はガメラが征した。柔道で言うところの"大外刈"に似た形でジガは負傷した右側へと転倒、ガメラは間髪入れずここに踏みつけを繰り出す。しかしジガもまた、無事な左腕を翳しガメラへ生体元素破砕光を放った。生物を蒸発させる光線、勝負は決まった……筈であった。ガメラは後方へと二、三歩たたらを踏みながらも、直ぐ様体勢を立て直してジガの腹部を蹴り上げる。ジガはくぐもった呻きを上げながらも、蹴りの衝撃に助けられる形で立ち上がり後退する。……ガメラは健在。その頬は痛々しく爛れ裂け、濃緑の血液を道路に滴らせる。それでもなお、他の生物と異なり生体元素破砕光は有効足り得ない。ガメラの肉体は通常の生物のそれとは異なるのだ。

続→Part2-3

【あとがき】
あんまりピンチは書きたくないけどガメラといったら傷付きながらも戦う姿が魅力ゆえ……


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