魔「遠かったな。いつもはもっと早く着くのに」
霊「…今日は何もないと思ったら
やっぱりあったようね」
魔「どういうことだ?
私もそんな感じがしたが…」
霊「あれを見て。」
魔「!?
なんだありゃ!」
霊「人間の恨みや妬み、怨念が詰まった魂のようなもの…
と言った方がいいわね」
魔「あれが幻想郷をめちゃくちゃにしているわけか。」
霊「そうよ。
なかなか私たちが紅魔館につかなかったのも、あいつらが
幻想郷の土地の地形や広さを変えているからだと思うわ」
魔「あいつらそんなこともできるのか!?」
霊「ええ。
特に強い妖力を持った魂は、人や妖怪に乗り移ったりできる奴もいるのよ」
魔「となると、紅魔館も怪しくなってきたな。
中にいる奴らが大丈夫なのか、確認しに行ってみないか?」
霊「大丈夫だとは思うけど…一応行っておきましょうか」