るろうに剣心〜十本刀の私生活〜

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2:大谷刑部◆pk 悩み編:2018/09/07(金) 18:25 ID:N2A

明治政府を倒すため集まった十本刀。その実態は武力集団である。しかし全員が十本刀として集まった目的は同じではない。志々雄様に心酔する者。明治政府に仇なす者。自信の実力を大衆に見せびらかしたい者。これは京都大火が起きる前の半年間に起こった十本刀の物語・・。

朝8時。
方治はいつも通り自身の書斎(=方治の間)で書類の整理をしていた。個性多き十本刀。どうすればうまくまとまるだろうか・・
煉獄や不二の扱いはどうしようか・・財政も・・
方治は一人で苦悩していた・・。

ドンドンドン!ドンドンドン!
「方治はん!方治はん!」ドアの外から張の声がする。
(頼むから静かにしてくれ)
方治はもう懲り懲りであった。仕方ない。出よう。
「何の用だ?」
「やっと開けてくれたわ〜」
「・・一体なんだ?」
「ああ。1つ苦情を言いたいんや」
「何だ?」
「わいらにも部屋くれや」
「??」
「方治はんや十本刀三強は部屋あるやん。でもわいらにはないやん。何とかしてくれへんか?刀がもう入りきらないんや」

盲点だった。そう言えば宗次郎には無間の間。宇水には叫喚の間。安慈には衆合の間。そして志々雄様は大灼熱の間
はあった。しかしどうしたものか。確かに張や鎌足や編也は一部屋10畳くらいか・・。少し狭いな。

「わかった。何とかしよう」
「ほんまか!ありがとーな。ほな、ワイはそろそろ行くわ」
「?どこにだ」
「岐阜や。あそこなら信長の使っていた長谷部とかあるかもしれんしな」
「警察沙汰にはするなよ」
「分かっとる分かっとる。ほな!」
張は楽しそうに去っていった。こっちの気も知らずに。
「・・どうしよう」
たかだか部屋1つにと思いながらも何とか方治は部屋を割り当てた。
沢下条張・・銀蝮の間(収納庫多め)
本条鎌足・・双花の間(志々雄様の部屋に一番近い無間の間の隣)
刈羽編也・・伊甲の間(湿気のないよう日当たりのいい場所に)
夷腕坊・・罵囮の間(志々雄様から何故か防腐処理をしろと言われた)
才槌老人・・孔劉の間(不二に近いところ)
駒形由美・・聖女の間(温泉、ベット完備。)
不二はもう部屋に入りきらないので比叡山アジトの近くにある洞窟に住んでもらうことにした。
「ようやく悩みが減った・・」
そう言って方治は仕事に取りかかった。


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